
AGAには誰もがなりたくないですよね。
でも遺伝的な要素でケアをしていてもAGAによる抜け毛は避けることができない人は多々います。
AGAによる治療薬としてミノキシジルがありますが、AGAの治療には大変有効です。
ただし、リスクも伴います。では詳しく説明していきますね。
効果
飲み薬タイプのミノキシジルは、主に薄毛の原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制し、血管を拡張することで、毛根への血流を改善し、髪の成長を促進する効果があります。
厚生労働省の調査によると、飲み薬タイプのミノキシジルを6ヶ月間服用した人の約80%で、髪の量が増えたという結果が出ています。また、12ヶ月間服用した人の約90%で、髪の量が増えたという結果が出ています。
リスク
飲み薬タイプのミノキシジルには、以下の副作用が報告されています。
- 初期脱毛
- 多毛症
- 頭痛
- めまい
- 立ちくらみ
- 動悸
- むくみ
- 下痢
- 胃痛
- 肝機能障害
- 血圧低下
初期脱毛は、ミノキシジルの作用により、それまで生えていた細い毛が押し出されるために生じる一時的な症状です。通常、4〜6ヶ月程度で治まります。
多毛症は、ミノキシジルが全身の毛根にも作用するため、体毛が増えたり濃くなる症状です。服用を中止すれば症状は消失しますが、服用を続ける限り、体毛の量は増え続ける可能性があります。
その他の副作用は、服用を中止すれば症状が消失することが多いですが、重篤な副作用として、肝機能障害が報告されています。肝機能障害が疑われる場合は、すぐに医師の診察を受ける必要があります。
また、ミノキシジルは元々高血圧患者に処方されていた薬ですので、血圧の低下が顕著に起こります。
ですので血圧が低い方の服用はお勧めしません。

注意点
飲み薬タイプのミノキシジルを服用する際には、以下の点に注意が必要です。
- 血圧が低い人、心臓病や腎臓病などの持病がある人は、服用前に医師に相談してください。
- 妊娠中や授乳中の女性は、服用しないでください。
- 他の薬を服用している場合は、医師に相談してください。
飲み薬タイプのミノキシジルは、薄毛の治療に効果的な薬ですが、副作用のリスクもありますので、医師の診察を受けてから服用するようにしましょう。